収穫の秋を迎え、青森県内でも新米の販売が始まりました。販売価格は去年産のコメと比べ3割以上高くなっていて、担当者は売れ行きは「にぶい」と厳しさを口にしています。
島元萌々子 記者
「県産の『つがるロマン』今年の新米が、ずらっと並びました。気になるお値段は…5kgで税込み4623円です」
青森市の「マエダストア虹ヶ丘店」では、今年産の県産米「つがるロマン」の販売が14日に始まりました。
価格は5kg・4623円で、店頭に並ぶ去年産米より3割以上高く設定されています。
農林水産省によりますと、9月7日までの1週間に販売されたコメの平均価格は4155円で、前の週より264円値上がりし、6月以来の4000円超えとなっています。
こうしたなか、新米の販売の時期を迎えましたが、買い物客はまだ割安な去年産米を購入する人が多いと言います。
マエダストア虹ヶ丘店 中山英輝 店長
「売れ行きはかなり『にぶい』です。つがるロマンを先に販売したが、10月にも他のコメも販売する。このままだと高値が続くと思われる。主食のコメの動きが悪くなると他の食材にも影響がでるのではないかと…。『にぶさ』が怖い」
新米は、10月上旬から本格的に販売が始まる見込みです。