青森県内各地でナラ枯れの被害が深刻になっていて、自治体は対策検討会を立ち上げるなど対応を進めています。

県内各地で「カシノナガキクイムシ」が媒介するナラ菌の影響で、ナラやカシ類などの広葉樹が枯れる被害が多く起きています。

12日には、国会議員や県議会議員らが中泊町の公園を見てまわりました。県の職員が同行し、ナラ枯れ被害は昨シーズン県南地方を除く21の市町村に拡大して、前の年から13市町村増えていることを確認しました。

岡田華子 衆院議員
「今年度にかけて被害が2.5倍になったということで、急激な拡大に驚いている。限られた予算と人員の優先順位を決め、行政も支援しながら一致団結した対策が必要」

ナラ枯れが県内で初めて確認されたのは2010年で、一度は終息したとされています。

ただ、2017年以降、急激に増えていて、国や自治体それに研究機関はナラ枯れ被害対策検討会を開き、今後の具体的な対策について検討しています。