「身近な物が凶器に」 明るいうちに備えを

台風が接近・上陸する前、明るいうちに備えをすることが重要です。

特に家の周りでは、物干し竿や傘、自転車、植木鉢が飛ばないように家の中にしまうか、固定する必要があります。

台風では身近なものが凶器になることを示す実験映像があります。福岡県久留米市の消防防災センターでは風の強さを体験することができます。

風速10メートルで傘を差すと・・・

RKB 坂田周大アナウンサー
「かなり強いです」

そして、風速20メートルでは傘は壊れ、今にも飛ばされそうです。

今回の台風10号は九州に上陸する29日の午前9時時点で、最大瞬間風速55メートルと予想されています。

風速55メートルの風では、秒速55メートルで、ものが飛ぶ可能性があります。

秒速35メートルでビニール傘を飛ばした実験では窓ガラスが割れてしまいました。

さらに、秒速50メートルで、サンダルを飛ばしてみると・・・ものすごい威力です。

このほか、ペットボトルや雨に濡れた雑誌などでも窓を突き破ってくる危険性があり、注意が必要です。