■「やらなかったらバカ」政府は国葬推し進めるも街からは「勝手にやろうとしていて腹立たしい」

国葬が行われるのは1967年の吉田茂元総理の国葬以来のことです。
(1967年吉田茂元総理の国葬)

佐藤栄作総理(当時)
「あなたはまさしく、歴史が生んだ偉大なる政治家であります」
小渕元総理や中曽根元総理などは、内閣と自民党の合同葬として営まれました。なぜ、安倍元総理は国葬なのでしょうか。岸田総理は安倍氏の死後、6日後に国葬実施を表明。
岸田総理(7月14日)
「憲政史上最長の8年8か月にわたり、卓越したリーダーシップと実行力を持って、内閣総理大臣の重責を担ったこと。ご功績は誠に素晴らしいものです」
この日、総理周辺はこう話していました。
総理周辺(7月14日)
「反対する人がいたら、どんどん反対してもらったらいいと思います」
自民党の二階元幹事長は8月24日、こんな持論を述べました。
自民党 二階俊博元幹事長
「もう安倍さんが帰ってこないんだから、みんなで気持ちよく送って上げたらいいんじゃないですか。(国葬は)当たり前のことでやらなかったらバカだよ」
(8月27日東京・新宿)
「国葬やめよう!国葬やめよう!」
安倍元総理の国葬をめぐっては、各方面から反対の声があがっています。
社民党 福島みずほ参院議員
「何でもかんでも閣議決定でやれると思ったら大間違いだ」
作家 落合恵子氏
「首相に聞きましょう。聞く力を大事にするとおっしゃるならば、ご自分たちに都合のいい声だけを聞かず、反対の声を聞くのが民主主義です」
街の声
「説明する説明するって言いながら逃げ回っているんじゃないかと思ってて、逃げ回っても勝手にやろうとしているのが腹立たしいなと思って」