最大震度6弱を観測した今月8日の地震、海外から宮崎に訪れていた人は、どう対応したのでしょうか?
外国人留学生を対象とした防災教室で話を聞きました。

宮崎北警察署が開いた交通安全と防災について学ぶ教室。
参加したのは、宮崎情報ビジネス専門学校に通う外国人留学生、およそ90人です。

(宮崎北警察署警備課 野田隆成さん)
「日本は災害がとても多い国です。地震・津波・台風などさまざまな災害がいつ、どこで起きるか分からないため、日頃から災害に備える必要があります」

留学生たちは、家具の安全な配置方法や地震が起きた際、「体を低く・頭を守り・動かない」ことが大切だということを学びました。

今月8日に最大震度6弱を観測した地震の際、留学生たちはどのような行動を取ったのでしょうか。

(キルギスからの留学生)
「初めてこなに大きい地震に遭いましたけど、ちょっと怖かったです。避難する場所とか、地震のときどこに(行くか)、(体を)低くとかわからなかったんです」(ミャンマーからの留学生)
「(地震発生時は)買い物している2階なので、地震がきたとき落ち着かなくて、頭も守らなくて、下に逃げようとした。どうしたらいいかはわからなくて困りました」
(ミャンマーからの留学生)
「ベットに寝ていて、急に地震があったのでびっくりして地震の音(緊急地震速報)とメッセージも来ました、津波がくるっていうメッセージ来ました。急に起きたので、なにも準備とかもしなかったです」

地震発生直後に「何をすればいいか分からなかった」と話す留学生たち。

地震後に行われた学校の授業や、20日の教室で防災意識が高まったようです。

(ミャンマーからの留学生)
「地震が起きてすぐに津波が起きたら、高い建物に逃げたりっていうのを勉強になりました」
(ミャンマーからの留学生)
「自分の命(を守る方法)とか、大切な書類とかもわかったらいいと思います。津波が来たらどこへ逃げるかわかったらいいと思います」

【参考】
災害時に外国人の方が情報を得る際、言葉の壁などもあると思いますが、観光庁が監修している「Safety tips」という災害情報提供アプリがあります。

緊急地震速報や津波警報など、災害時に必要な情報を収集できるアプリで、15の言語に対応しているということです。