現状では「やむを得ない」けれど…
佐世保の市街地を経由し、およそ30分で海上自衛隊の倉島岸壁に到着。この一連の作業について、現場の指揮官は「現状で避けられない負担」だと言います。

陸自水陸機動団 北島一団長:
「AAV7の輸送はトレーラーに積載して行い、時間もかかりますし隊員にも負担をかけていますが、現在の陸上自衛隊の駐屯地、そして港の配置上これはやむを得ないものと認識しています」

水陸両用車がいま置かれている相浦駐屯地から倉島岸壁まではおよそ8キロ。この距離を運び、海上自衛隊の輸送艦に積むことでようやく島へと向かうことができます。《保管場所》と事実上の《出発拠点》の岸壁が離れているため、その都度必要となる輸送。これは訓練だけでなく有事の際にも必要となります。
陸自水陸機動団 北島一団長:
「AAV7をトレーラーに積載をして移動させ、そしてそれをまたおろすというのは一定の時間かかりますので、これはより早めることができれば望ましいという風に認識しています」
「岸壁問題」それは海上自衛隊にもー