車や電車…移動中の備え

≪車の場合≫
▼携帯トイレ・毛布・非常用リュックなど、車中泊もしくは徒歩で避難所に行ける準備をしておく。
▼車を置いて避難するときはドアはロックせずカギは車に置いていく。車検証は持ち出し、連絡先のメモを残す。
▼高速道路で地震にあったときは、非常口から一般道に降りる。近くにPAやSAがある場合は車を止める。
≪電車の場合≫
▼駅員・乗務員の指示に従う
▼地震発生時にしゃがむことでけがをする確率が減少する
帰省先での備えも万全に

自宅での備えと同様に、帰省先での対策もしておきましょう。
▼家具を固定する
▼高い場所にある重たい荷物をおろす
▼玄関など出入口を片づける
▼生活用水を貯めておく
▼1階は倒壊の可能性が高いので、寝る時は2階で
防災のプロのポーチの中身は

山村氏が普段持ち運ぶ「ポーチ」の中身を見せてもらいました。
◆現金
・新札と旧札両方持つ
・小銭のみでも2000円ほど用意
(災害時にはキャッシュレスのカードはほとんど使えない)
◆携帯の懐中電灯(首掛けタイプ)
◆モバイル充電器
◆携帯ラジオ
◆飴、チョコレート
◆携帯用トイレ
◆熱中症対策用の冷却シート
◆お薬手帳
◆命の笛(SOSのサインを出すときのホイッスル)
◆絆創膏
防災システム研究所所長 山村武彦氏:
通常の充電器などと合わせて、水も常にバッグの中に入っています。
食べ物を食べなくても5日や6日は生きてられるんですが、脱水症状になると一気に体力が衰えちゃいますから水だけはいつも持っています。
弁護士 八代英輝:
新幹線が止まったりして水分がとれなくて困ったという方も結構いらっしゃいますもんね。
必須の4項目

◆ハザードマップを確認する
◆避難場所・経路を確認
◆防災リュックの中身を確認
◆家族間の連絡が取れなくなった際の対応を確認
山村氏は出かける・出かけないにかかわらず上記の確認をすすめています。
防災システム研究所所長 山村武彦氏:
安全安心というのは準備に比例するんですね。楽しく生きていくためにも一定の準備をしっかりやっておく。
朝から晩まで“防災”をやってられませんから、家具の固定も含めてやれるときにしっかりやることが大事ですね。
(ひるおび 2024年8月13日放送より)
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<プロフィール>
山村武彦氏
防災システム研究所 所長
約50年にわたる災害現地調査に基づく防災対策を提案