東日本大震災発生2日前の地震

 マグニチュード7クラスの地震後、2日後に巨大地震が起きた事例は日本です。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の2日前、3月9日に三陸沖地震が発生しました。この地震では、宮城県栗原市などで最大震度5弱を観測。東北地方の太平洋沿岸に津波注意報が発表され、最大の55cmの津波が観測されました。この2日後、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生し、死者・行方不明者が2万人を超える甚大な被害となったのです。

引用:気象庁のウェブサイトより

 さらに、世界で起きた大規模地震では、マグニチュード7以上の地震後、14日目にマグニチュード8クラスの地震が発生した事例が2つあります。

 一般的に、地震が続けて発生する可能性は、地震発生直後ほど高く、時間の経過ともに低くなっていきますが、ゼロになるわけではないのです。