大学教授として働く傍ら「あるスポーツ」の競技者でもある二刀流の男性が仙台にいます。7月に行われた全日本選手権で日本新記録を出して優勝。日本代表として世界大会への出場が決まっている男性のすごさに迫りました。
貧血の新たな治療薬の開発に貢献
仙台市青葉区の東北大学大学院で、酸素医学分野の研究を行っている鈴木教郎教授(49)です。
東北大学大学院医学系研究科 鈴木教郎教授:
「酸素を運ぶ赤血球に注目した研究を行っている。酸素と私たちの体の関係を理解することで病気の解明や新しい治療法の開発に役立つ研究を進めている」

鈴木教授の研究グループは、2013年に心不全などの合併症を引き起こす恐れのある「腎性貧血」を発症したマウスを作り出すことに世界で初めて成功しました。このマウスは、貧血の新たな治療薬の開発に活用されました。

研究室の学生:
「いろいろな知識を持っていて、私が困った時もいろいろな角度から解決策を教えてくれたりとても頼りにしている」
そんな鈴木教授にはもうひとつの顔が。