沖縄県内のインフルエンザ患者の報告数が8月4日までの1週間(2024年第31週)に定点あたり11.55人となり、県が「インフルエンザ注意報」を発令した。手洗い・咳エチケット・喚気など、感染を予防する行動を呼び掛けている。
県内で8月4日までの7日間に確認されたインフルエンザ感染報告数は、55の定点医療機関で635人。定点あたり11.55人となり、注意報発令基準の定点あたり10人を超えた。

この週に報告されたインフルエンザ型別の割合はA型が88.0%を占め、ほとんどがA型となっている。
年齢別では10歳未満の子どもが45.5%にのぼっている。夏休み期間のため学級閉鎖などの措置が実施された施設はない。
地域別では南部保健所管内が定点あたり15.93人と最も多く、次いで中部保健所管内が12.94人、那覇市保健署管内が12.83人と、本島中南部が流行の中心となっている。