住まいの対策・避難生活への備えを

井上キャスター:
意識の部分を、少し引き上げていただければ幸いです。屋内でも、安全な場所で生活なさってください。

お住まいに関しては、皆さんもやっていることかと思いますが▼窓ガラスの飛散防止、▼家具の固定・タンス類の転倒防止。また、▼高い場所に物を置かないようにしてください。

あとは▼ブレーカーのあたりや、▼火災報知器の電池を確認できるようであればなさってください。

避難生活への備えとしては▼食料と水の備蓄・簡易トイレ。そして、大変重要ですが▼携帯ラジオや携帯電話の予備バッテリーは、命綱にもなります。今一度、確認していただければと思います。

TBS 福島 隆史(災害担当 解説委員):
避難生活への備えについて、補足させてください。食料と水の備蓄は、今ある以上に少し揃えるのは大事なことです。

これが大袈裟になり、例えば買いだめになったり、一斉に皆さんがやりだすと、別の意味で社会的に混乱や影響を生じます。

日常生活を続けながら、普段よりも地震への備えを高めるという程度です。その範囲内で収まる程度の用意をしましょうという点です。

それから、南海トラフ沿いでないところにいる方々、例えば北海道や東北などの北日本、日本海側にいる方が「南海トラフ大変だから、自分たちもちょっと買い置きしなきゃ」ということでもないです。

対象エリアにいる方が、もしこのままだと、例えば明日、地震が起きたときに食べられるようなご飯や水がないということであれば、そのぐらいは買い足しておきましょうというメッセージです。