避難所でうまれた異世代交流が…

この日、避難所には地元の人たちが海に潜って獲った、かごいっぱいのサザエが届きました。なかなか殻がむけない様子の学生たち。サザエの殻抜きを初めて体験した学生から「これはサザエが悪いの?」と聞かれた坂さんは…

坂さん「ただこすっていてもむけない。ブスッと突き刺してください」
学生「刺すのが怖い」

避難所の外には黄色い布が掲げられていました。
幸せのシンボル、笑顔が広がる映画「幸せの黄色いハンカチ」になぞらえ、いつか住民が帰って来られるようにとの思いが込められています。住民やボランティアが書いたのは「つなぐ」の文字です。

珠洲市馬緤町・吉國國彦 区長「コミュニティを維持するため仮設住宅を建てるのではなく復興型公営住宅の建設を働きかけている、より詳しい話を一刻も早くさせていただきたい」

地区の住宅についての議論が進む中、住民の中から砂取節まつりを行おうという話がでてきました。

海岸で練習に励む住民

塩づくりの時に歌われていた砂取節を後世に伝えるため毎年、お盆の時期にまつりを実施していましたが、去年、担い手不足などで55年の歴史に幕を下ろしました。
しかし、この歌が今年、再び脚光を浴びます。