4日午後、福井県敦賀市の海岸で、遊泳に来ていた60代の男性が野生のイルカに手を噛まれ、けがをしました。福井県内では3日にも、海水浴に来ていた10歳の男の子が大けがをするなど、イルカによる被害が相次いでいます。
敦賀海上保安部によりますと、4日午後1時20分ごろ、福井県敦賀市の縄間海岸で、愛知県豊田市から泳ぎに来ていた60代後半の男性から「イルカに噛まれた」と消防に通報がありました。
男性は、海水浴場ではない水深2メートルの場所で野生のイルカに左手の指4本を噛まれ、全治10日間のケガを負いました。
福井県内では3日夕方にも、海水浴に来ていた10歳の男の子が右手を噛まれ、全治1か月の大けがをするなど、野生のイルカによる被害が相次いでいて、ことし確認された被害は今回で5件目となります。
海上保安部では、海水浴中にイルカを見かけても絶対に近づかずすぐに海から上がることや、イルカに餌を与えないよう呼びかけています。