
北九州市の市民「街を歩いていて刺されたとか昔は言っていたけど、そういうのはなくなってるんじゃないかなと思います」「古いビルが建て変わり少しずつ街が動いているんだなというのは感じますね」
◆きっかけは「頂上作戦」幹部らを一網打尽に

街が大きく変わるきっかけとなったのが、工藤会トップの野村悟被告をはじめ、組織の中枢にいた幹部らを一網打尽にした「頂上作戦」だった。当時、捜査の指揮にあたった福岡県警のOBで、現在は、暴力追放運動推進センターの専務理事を務める尾上芳信氏に聞いた。

福岡県暴力追放運動推進センター・尾上芳信専務理事「捜査員の中には家族を守るためにちょっと捜査を外さしてもらいたいと申し出る捜査員も中にはおりました。しかし、多くの捜査員は熱い気持ちを持って危険と隣り合わせの状況のなかでもなんとか工藤会を壊滅させたいという思いでした」