奄美の養豚農家1万戸→15戸に激減…

県によりますと、およそ50年前、奄美群島でおよそ1万1400戸の農家が、2万6000頭を飼育していました。しかし、豚舎から出る排水の処理基準が厳しくなり、エサの価格も50年前に比べ2倍に上昇。

こうした背景から、養豚農家の数は2022年、15戸に激減し、豚の数も1790頭に減りました。
島で豚を飼育することが難しくなった今、元さんはエサに、奄美ならではの素材、中でも廃棄されていたものを活用することで、エサのコストを下げ、付加価値も高めようとしています。

(元雅亮さん)「奄美にしかないものを使いたい、サトウキビのバカス(繊維)と、(大豆の)おから、(黒糖焼酎の)廃液を10倍に濃縮したものに海水を混ぜて、サイロでだいたい20~28時間くらい置いて、発酵させる」

また、豚はできるだけ放し飼いにしてストレスを減らすことで、甘みのある味わいの豚になるといいます。














