「のぞみ」に二度目のビックリ!「全車指定席」「特別な料金設定」
その「のぞみ」は、まず1992年3月に東京~新大阪間でデビューしました。その時にさらに衝撃的だったのが、「全車指定席」「特別な料金設定」という点でした。
それまでの「ひかり」よりも、東京~新大阪+950円、東京~名古屋+750円、名古屋~新大阪+450円と高めの料金設定...大幅な時間短縮がはかれる列車だから、という理由でした。
当時「青春18きっぷ」で春休みや夏休みに1日2,200円程で遠距離を移動していた筆者にとっては、「新幹線がさらに敷居の高い存在になってしまったなぁ」と嘆いた覚えがあります。それでもその分、その速さに恩恵を受けた利用客の方たちもたくさんいらっしゃったに違いありません。
JR東海でのデビューから1年後 JR西日本にも「のぞみ」現る
ということで1992年、一足お先にJR東海区間でデビューした「のぞみ」300系が、JR西日本エリアの岡山の車庫でお披露目されたのは、翌年1993年1月5日のことでした【画像⑦】。

そう、1年遅れて1993年3月18日のダイヤ改正から、ついにJR西日本エリアでも「のぞみ」300系がデビューすることになったのです。
その車両を、当時の感覚で眺めてみると。。。先頭車両が【画像⑧】のように「一筆書き」できそうなデザインで凄くシンプル!当時「スピードを追究するとこういう形になるのか!」と思ったような気がします(のちの700系などを見ると、そうでもないような気もします)。

なお、これまでの「0系」「100系」でお馴染みの「鼻」がなくなって、300系からは「ふた」になったんですね。