練習場はなんと教室…

聖和学園硬式野球部の創部は2004年秋。創部当時の部員はわずか7人。練習環境も整っていない中、練習は学校の教室。

佐藤さんは、部員たちと甲子園を目指し5年間にわたって監督を務めました。

佐藤漸さん:
「ボール集めよりも(バドミントンの)シャトル集めをしたのを覚えています。グラウンドが無かったので、空き教室で壁に向かって一生懸命バットを振ったっていうね…そこから始まったんだって思うとね…」

創部当時の野球部員のノートです。そこには、「甲子園に行く」の文字が。それから20年、夢は現実となりました。

佐藤漸さん:
「甲子園に行きたくなくて高校野球をやる子はいないと思う。誰もが甲子園を目指して日々の練習に打ち込んでいると思うので。本校の門を叩いてくれた20年分の球児の思いが達成できたんだなって思っている」