アメリカ海軍

アメリカ海軍も台風3号、台風4号についての進路予想を発表しています。このうち台風3号に関する進路予想は、気象庁と同じような傾向となっていて、先島諸島付近を通過する可能性が高い24日(水)ごろに発達のピークを迎える予想です。

ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)

アメリカ海洋大気庁

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海洋大気庁のアンサンブル予想の結果でも、先島諸島から台湾付近を北上して大陸へと向かう可能性が高くなっています。大陸に上陸したあとは勢力が衰えて低気圧へと変わる見込みですが、その後は北東方向に進路を変えて進む可能性もあります。

【画像で詳しく確認】非常に強い勢力で先島諸島に接近 雨・暴風・波シミュレーション