アメリカのトランプ大統領が核実験の開始を指示したことをうけ、1日、広島でも抗議の声が上がりました。

緊急の抗議集会を行ったのは、県被団協や県原水協などのメンバーです。

トランプ大統領は国防総省に対し核実験を開始するよう指示したと表明しています。

参加者は、▽アメリカ政府に核実験再開の中止を▽また日本政府には、アメリカに方針撤回を働きかけるよう求めました。

広島県被団協 佐久間邦彦 理事長
「核実験を再開することについて、何も感じないのか?アメリカだけ強ければいいのか?世界の平和にこれは貢献するのか?それらに対してまったく無視。(NPT条約で定めた核軍縮義務)そのものを無視する状況で、私は断じて許せません」

アメリカが爆発を伴う核実験を行えば1992年以来33年ぶりで、中国やロシアなどが反発を強めています。