◆竜巻が近づいたらどうするのか?具体的な行動
◎家屋では2階より1階へ。風通しの良い所より「悪い」ところへ
◎窓のない部屋へ移動しましょう。窓の周辺は割れる危険があります
◎屋外では、飛びやすいもの、壊れやすいものに近づかないこと物置、プレハブなどから離れて、頑丈な建物の間などに入って身を隠します
◎電柱や太い木でも倒壊することがあるので危険、近づかないこと。
◆竜巻観測に日本人が貢献「ミスター・トルネード」
竜巻の観測は、空間・時間のスケールが小さく風速計などで観測するのは困難で、被害の状況、爪痕から風速を推定して見ていくしかない。これを研究したのが実は日本人研究者の藤田哲也博士です。

「ミスター・トルネード」とも呼ばれ、積乱雲下で発生する突風についてさまざまな現象を解明した研究者で、竜巻の単位「藤田スケール」も藤田博士がつくったということです。
藤田スケールは、F0からF5まであり、最大のF5では「住宅が吹き飛び」「車などが遠くに飛ばされる」といった被害。日本でも観測されたことのあるF3では「住宅が倒壊」「列車が転覆」などの被害が該当しています。