◆竜巻は年間約55個が発生

広瀬駿気象予報士によりますと、積乱雲が連なって組織化されると、上昇気流が強まって、その下に竜巻が発生します。竜巻のうち前線活動に付随して発生するのが60%、台風が原因で発生するのが15%と言われていて、両方の要素がある9月に月別では最も多く確認されています。

日本では年間に約55個発生していて、いっぽうアメリカでは1300個発生しています。

◆雲の形や耳鳴り…前触れに注意

前触れの現象に注意してください
◎雷が見える、聞こえる
◎急に冷たい風が吹く
◎耳鳴りがする(気圧が急降下するため)

雲の形にも注意です。以下のような雲が見えたら、天気急変の前触れだと思ってください。

◎頭巾雲 積乱雲の中央が頭巾のように盛り上がっている


◎乳房雲 牛のお乳みたいに積乱雲に複数の丸いものが見える


◎アーチ雲 雲と雲が2段、土手のようにつづいている状態