思うようにいかない人生「ぼやいても始まらん、全力でやってみ」
(竹内 昌彦さん 小学校での講演より)
「行きたい高校や大学に受からん、好きな人に振られる。やりたい仕事に就けないとか、いろいろあるわの」
「そのときにいいか、ぼやいても始まらんのよ。私も目が見えん人生をもろた。つまらん。でも、ぼやいても目は治らなんだよ。その場所で力いっぱいやるしかなかった」

「だからみんなも、面白のうてぼやく前に、全力でやってみ。必ずその仕事の面白さが見つかり、生きがいが見つかり、人が認めてくれるよ。そこに幸せへの入口がある」

(講演を聞いた小学6年生)
「これから多分、人生いろんなことがあると思うけど、強く生きていきたいなと思います」
「まず『力いっぱい頑張ってみる』っていう言葉が一番心に残って、僕もそれを実行していきたいと思いました」

目の見えない人生を切り開き、そののちに結婚をし、教員になった竹内さん。しかし、その後待ち受けていたのは、更なる試練でした。それは、生まれてきてくれた最愛の長男の、死でした。
次回【第6話】「元気な体をもろたくせに、簡単に首を吊るやつが許せん」に続きます。
【第1話】「自殺するな 辛かったら逃げてもいい 死なずに待て」
【第2話】「これまで3回死にたいと...でも生きててよかった」
【第3話】「いじめで死ぬくらいなら...大騒ぎして周りに訴えろ」
【第4話】「こんな子が生まれたことが不幸...踏切へ何度も行った」
※竹内昌彦さんが理事長を務める、手術さえすれば目が治る子どもたちを支援する「ヒカリカナタ基金」はこちらです。https://www.hikarikanata.com/