ことし4月、長崎市の住宅街に一軒の食堂がオープンしました。
「チエノワLabo(ラボ)」。
30代で教師を辞めた夫婦が、学校ではない場所で子どもと親を支えるために開いた食堂です。

長崎市富士見町。住宅街の一角に今年4月に古い空き家を改修した食堂がオープンしました。名前は「チエノワLabo」。店の看板メニューは「スパイスカレー」、日替わり定食、添えられる温かいお味噌汁も人気です。

客:「美味しいです。優しい味だけどスパイスがすごく広がっていくっていう感じですかね、口のなかで」
客:「美味しいサバの味噌煮を食べてすごく幸せ」

料理担当は寺澤智恵さん。ホールや広報などの「いろいろ担当」は夫の祥さん。夫婦ふたりでオープンした食堂です。

智恵さん:「連係プレーで」
祥さん:「できてるんやろうかね」
智恵さん:「だいぶ良くなってきた」

「チエノワ」と名付けたのは夫の祥さんでした。「ちえ」とも読める智恵(ともえ)さんの周りに"人々が集まり繋がっていくように”との思いを、「Labo」には「研究所」のように“試行錯誤しながら店をやっていく”というふたりの決意を込めました。