■「線状降水帯」が一般にも広く知られるきっかけ

2014年8月20日未明、広島市の北部を局地的な猛烈な雨が襲いました。県が安佐北区に設置していた雨量計では1時間雨量130ミリを観測(2:50~3:50)。


特に安佐南区や安佐北区の一部の非常に狭いエリアでは、猛烈な雨が2~3時間続き、3時間雨量は最大で230ミリ以上に達しました。


山の斜面に広がる住宅地は、相次いで発生した土石流に飲み込まれ77人が犠牲となりました。


この記録的な集中豪雨をもたらしたのが「線状降水帯」です。