日本勢は25兆円をフランスに投資、我々の懐事情に影響も
こうした事態は日本にとって他人事ではありません。
日本の財務省によると、フランスの債券の日本勢の投資額は約25兆円で、アメリカへの投資額に次ぐ規模です。
なぜこれだけ日本勢はフランス債券を保有しているのでしょうか。
超低金利環境が日本で続くなか、機関投資家を中心に海外の債券に投資する流れがありました。
「為替のリスクも負いながら高いリターンを得るため、安全資産で利回りが低いドイツ債よりもフランスにこれまで多く投資してきた」と田中さん。
「今後フランス財政がもっと大きな市場のリスクになった場合、日本にも損失が発生する。投資家は例えば日本の年金なども含めて投資しているので、我々の懐事情にも長い目で見て影響してくる」
外交上のリスクはどうでしょうか。