「岡山ターミナルホテル」を覚えていますか?
そして、山陽新幹線開業から20年の間、懸案を引きずってきたのが「ひかり停車駅・岡山の顔」駅前広場でした【画像⑪】。
(加筆している筆者は、この5年後から岡山に住み始めましたが、その後27年の間も、ずっと岡山駅前広場は何かしらの工事をしている印象があります。。。)

当時は「タクシー・マイカーの降車スペースの使いにくさ」など、その利用方法に問題があったわけですが、「岡山ターミナルホテルの移転計画」が具体化し、新幹線開業20年目にして、改善への一歩を踏み出すことになりました。
ちなみに当時のターミナルホテルは【画像⑫】のとおり。。。なんと「そごう」のマークが!裏側(表側?)にも大きな駐車場があったようです。


それが、なんと【画像⑭】のような新しいホテルが建設されることに!こ、これは紛うことなき現在の「ホテルグランヴィア岡山」です。その北側の「広場部分」は実現されませんでしたが。。。

新幹線開業で「岡山~東京・日帰り出張」が可能になった
新幹線・岡山開業から20年。当時、利用者はどんな恩恵を実感していたのでしょうか。
ーきょうはどちらへ?
(新幹線利用客)
「東京です」
ー東京へはしょっちゅう新幹線を使っている?
「新幹線はよく使いますけど、今日は東京です、日帰りですので」
ー飛行機という手もある?
「ちょっと時間帯がね、やっぱり東京中心になっとるから岡山空港の場合はね、ちょっと使いにくいんですけどね」
ー朝早いのがないという?
「そうですね」
新幹線は、岡山の人たちにとって「東京日帰り出張を可能にした」のかも知れません。「ひかり」号が最速だった当時より、さらにスピードアップした令和の今では、東京・赤坂で午前10時スタートの会議にも参加できるようになり、前泊する機会(楽しみ)もなくなってしまいました。
