「東海道・山陽新幹線」記念すべき2024年度 50年前に何があった?
来年3月10日で、東海道・山陽新幹線は「東京-博多全通50年」を迎えます。
RSK山陽放送(1953年創業)は71年に渡る放送の歴史の中で、新幹線に関わる数多くの貴重動画を保存していて、「RSKイブニングニュース・YouTubeチャンネル」では、再生リスト「新幹線・貴重映像大集合」にてそのうち38本の動画を公開しています。
RSK山陽放送では、38回シリーズ(予定)で、その内容を画像を交えてインターネット記事として紹介していきます。
9回目は「山陽新幹線開業20年!新幹線が変えたものとは?」です。
山陽新幹線 当初の予定では「新大阪~広島開業」だった?!
「1992年3月14日のダイヤ改正」を控えた前日の3月13日、RSK山陽放送では「新幹線岡山開業20年・新幹線は何を変えた?」という特集企画を放送していました。当時の原稿を2024年の筆者が加筆しながら、今回はお伝えします。
その企画の冒頭は【画像①②】のような、線路の脇にカメラを設置し、爆走する0系を「煽り(低い位置から上向き)」で撮影するという、今では考えられない映像から始まりました。


インタビューでは、当時の岡山鉄道管理局の担当者の方が、意外な「新幹線開通秘話」を語っていました。
(JR西日本 元岡山鉄道管理局長)
「1972年の開業は広島まで、という話もあったように聞いてます。ところが広島まで伸ばしていくとなると、トンネルも多いと。それから長いトンネルもあるので、工程的にはとても間に合わんというふうなことで、岡山で止まったと」
なんと、山陽新幹線は「新大阪~広島」から開業、という可能性も当時はあったようです。
