避難民の人たちには夏祭りで楽しい思い出を作ってほしい

8月7日安城市で3年ぶりに開かれた「安城七夕まつり」。そこには、慣れない浴衣姿で歩くオレーナ・デルカッチさん一家の姿がありました。
安城七夕まつりには、受け入れを支援する髙橋さんに誘われて参加しました。初めての浴衣、着付けも髙橋さんが行いました。
(受け入れを支援・髙橋想子さん)
「地元のお祭りがどんな感じなのか見せてあげたいと思って。避難民の人たちにどんどん楽しい思い出がどんどん増えていけば」
初めての日本のお祭りです。歩いていると、末っ子のエリザベータさんの同級生が。
(同級生の母親)
「エリザベータさん?同じクラスなんです。いつも一緒にいるんだよね」
安城市で暮らし始めて約2か月、地域の知り合いも増えてきました。

(ウクライナから避難・オレーナさん)
「七夕飾りも浴衣もとてもきれいで、すごく気に入りました」
一家が最後に訪れたのは、子どもたちが一度やってみたかったという、金魚すくい。次女・アルビナさん、金魚すくいをすると笑顔が溢れます。

人々が願いをかける七夕まつり。ロシアによる侵攻からまもなく半年が経とうとしている中、デルカッチさん一家が今の願いを語りました。
(ウクライナから避難・オレーナさん)
「子どもたちのためにもできることならウクライナに帰りたい。そのためには何より早く戦争が終わってくれることが一番の願い」
CBCテレビ「チャント!」8月16日放送より