
また去年10月に長谷川議員が参院地方創生・デジタル特別委員会の委員長に就任した際、その約1か月後の11月に幹部職員が議員会館へ挨拶に行くと、長谷川議員から「遅いよ、無理」と指摘されました。
以下は、札幌市がまとめた当時やりとりの記録です。
・長谷川議員
「遅いよ。無理」
「これは乗れない。スピードがないデジタルは辞めろ。以上」
「うちはこれだけ札幌で気合入れてやっているよ。そのスピード感が伝わらない」
「翌日に来るかどうかなんだよ。デジタル田園都市国家構想、全部こっちに話きている」
「だから無理。以上。諦めな。この政策は応援しない」
「遅いのは犯罪なんだ。札幌は100年ぶりのチャンスの時なんだ」
「他から見てて、我々だけで頑張ります。勝手にやればいいじゃん。絶対に受からないよ。無理だから」
「今、皆こっちに力入れている」
「はっきり言えば、そのうえでデジ田まで取るのっていう話になる。そんなことできる訳ないじゃん」
「今、皆、総力をあげてやっているのに。こっちはデジタルで」
「その塩梅まで相談に来ないって何やってんのよ!」
「こっちとぶつかるような話になるんだから。もうやりゃいいじゃん」
「うちがノーって言ってるんだからノーだよ。そういうもんだ。無理。以上。聞かない。帰って」
「甘いんだよ。取り合い、スピード勝負なんだから」
・札幌市デジタル戦略推進局長
「勉強不足で」
・長谷川議員
「うん。帰れ。もうこの瞬間ダメ。終わり」
「勝てない。DXのライバルのことも知らないで何ができるんだ。もう帰ってくれ。舐めたらいかん。俺はねスピード感がない奴が一番嫌いなんだよ」

長谷川岳議員は、こうした威圧的言動が問題視されたことを受けて、参院地方創生・デジタル社会特別委員会の委員長を辞任。6月の自民党道連の定期大会で「14年間の中でおごりがあったことをお詫びしたいと思います」と謝罪しています。