今年3月、札幌市の局長級の幹部が、長谷川岳参院議員に市の施策を説明するために上京したにもかからず、わずか1分で面談が打ち切られた問題。
理由は、長谷川議員が同行するよう求めていた担当係長が、最終調整業務のため札幌に残り、同行しなかったことに、長谷川議員が憤慨したためでした。
札幌市の幹部は、この日、長谷川議員にデジタル田園都市国家構想の交付金事業の申請について説明する予定でした。
その時の長谷川議員とのやりとりの様子や、問題となった威圧的言動の具体的な内容が、札幌市側の記録で明らかになりました。
以下は、上京した幹部職員との面談を1分で打ち切った時の記録です。

・長谷川議員
「係長は?」
・札幌市デジタル戦略推進局長
「今、最終調整を進めておりまして」
・長谷川議員
「なんで事前にそれ言わないの?」
「連れてこないとだめだよって言ったよね。言ったよね」
「彼から話を聞かないとわからないから、彼の思いを聞きたいから、連れてくるようにって言ったよね」
「なんで勝手に決めるの」
・札幌市デジタル戦略推進局長
「申し訳ありません」
・長谷川議員
「今日はやめよう。終わり」
「俺は、約束どおりにやらないやつは嫌いなんだ。来られないなら来られない理由で、じゃあウェブでも参加できるじゃん。札幌から、ここでこうやって繋げるじゃん。いくらでもできるじゃん」
「そういうことを、そういうことをやらずに」
「今度連れておいでよって言ったよね。覚えてるでしょう」
「黙って連れてこないで。そういうことが、国会では通じません」
「帰りなさい。だめ。終わり」
「無駄なことばっかりやってるね。もう駄目だよ。もう諦めなよ」
「局長、今日で諦めなよ」
(以上)
札幌市によりますと、自治体が国の交付金事業に参加する際は、地元選出の国会議員に職員が説明に行くことが多く、札幌市はこの3日後に改めて、係長を同行させて東京の長谷川議員に説明に行ったということです。