愛媛県愛南町にある、旧日本軍の戦闘機、紫電改を展示する施設が建て替えられるのを前に、機体の補修方法を検討するための調査が行われています。
(城 健大呂記者)
「46年前に引き上げられ、国内で唯一の実機が展示されている紫電改。その保存に向けた補修方法の検討が進められています」
戦闘機「紫電改」は、太平洋戦争の末期に旧日本海軍によって開発されました。
愛南町では、1978年に久良湾の海底から機体が引き上げられ、その後、県の「紫電改展示館」に移されていました。
展示館は老朽化が進み2026年度中をめどに建て替えられることが決まっていて、機体の補修方法を検討するための調査が行われています。
4日は、航空機製造などを手掛ける新明和工業の技術者が、機体を分解しながら劣化状況などを調べていました。
その結果、機体が海に沈んでいたことから、金属部分の腐食が進んでいて、特に側面の金属板がさびて穴が多数、空くなど、十分な強度が保てない状態であることが分かりました。
(新明和工業 航空機事業部・郷田 雄志課長)
「技術を先人から受け継いで、後世に残すというところに、非常に意義がある。文化財という側面があるので、極力オリジナルの形を残しつつ、移設に必要な最小限の補修・補強を加えて、なるべくオリジナルの形を残すということに主眼を置いて進める」
調査は5日まで行われ、県は、この結果を元に新しい展示施設に機体を移設するために必要な補修方法などを決める方針です。
注目の記事
【3月9日】レミオロメンのカバーで1000万回再生 当時高校生だった3人が15年後の「3月9日」に再会した理由「この日しかないと思って【前編】

「おとうは、かっこいいけど…」 津波で父は行方不明 15歳の野球少年は30歳に 娘ができて初めて気づいた“父の偉大さ”

【講演全文・前編】3・11当時の気仙沼警察署長が「決断と後悔」語る【東日本大震災15年】

「この子と飛び降りようと…」2歳で失った左手 それでも息子は前を向き パラ陸上で世界を狙う白砂匠庸選手 見守り続けた両親と笑い合えるいま

「検診の痛みは、治療の100分の1」私が子宮頸がんで失った、腎臓と、自由と、子どもとの時間 放送作家・たむらようこさん

南極の氷が「最大42キロ」後退 失われた面積は「東京、神奈川、千葉、埼玉に匹敵」30年間の衛星データで判明 将来の海面上昇に警鐘











