返礼品の人気に変化「ブランド牛のステーキ肉」が「大容量の鶏肉・豚肉」に!?

 物価高の中、人気の返礼品に実は変化があるようです。ふるさと納税ガイドの飛田編集長によりますと、「人気の返礼品は、豪華な品から家計を助ける日常使いのものにシフトしてきている」ということです。以前はブランド牛のステーキ肉などが人気だったのが、最近は大容量の鶏肉・豚肉に。魚介類では、以前はイクラの缶詰や箱入りのウニなどが多かったのが、普段食べる鮭や干物が増えているということで、普段の生活を下支えしてくれる一つとしてふるさと納税を考える動きがあるようです。
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 ふるさと納税を利用している人に、返礼品に何を選んでいるのか聞きました。利用7年目の男性は、水を96本、ティッシュペーパーを60箱と日常使いできるものを受け取っているということでした。さらに、ふるさと納税ヘビーユーザーの女性は、サーモンの切り身2kg(40尾分)、トイレットペーパー18個入り×6パック、さつまいも2kg、鶏肉3kg、米・玄米(毎月定期便)を受け取り、年間3~4万円の節約につながっているということです。

 また、飛田さんによりますと、“アフターコロナ”で調理済み総菜の人気が上昇中だということです。コロナ禍に在宅勤務が続いて家でキッチンに立っていた共働きの人たちが、職場に戻ってきています。そのため、家で料理をする時間がないとして、ふるさと納税の返礼品にも影響してきているということです。

 具体的に今人気なのは、湯せんして食べられる「鉄板焼ハンバーグ デミソース10個」(福岡県飯塚市 寄付金額1万円)。そして、静岡県浜松市の「王道 浜松ぎょうざ(レギュラー味)80個入り」(寄付金額1万2000円)ということで、パパッと食べられる時短につながるものが今増えてきているとしています。