大人が重症化する場合あり 経験談を聞く
ここも注目なのは大人も感染の注意が必要だという点です。子どもから感染して、親が重症化するケースがあるそうです。当事者の方に話を聞きました。
大阪市内の事務所に勤務する西村諭規庸弁護士(38)。今年5月に2歳の娘が手足口病に感染しました。その数日後に自身も40℃近い熱が出たといいます。
(西村諭規庸さん)「口が口内炎だらけになって、ご飯も食べられなくて、水を飲むのも大変。日が経つにつれて手足に赤い湿疹や水ぶくれのようなものができ始めまして、今度は痒くてしょうがない。1か所ぷちっとめくれだしたら、そこから一気にばっとめくれていく感じで。見た目が正直グロテスクなので、人の目は気になりましたね」
娘は数日で症状がおさまった一方、西村さんはなかなか治らなかったといいます。
(西村諭規庸さん)「何か爪がおかしいなと。爪の白い部分がなくなったんです。(2か月近く経って)まだ徐々に爪がとれていっている状態なんです。完治するにはあと数か月はかかるのかなって。正直、自分はかからないだろうと高を括っていたところがあって。いつもと同じように娘のオムツも替えていました。自分のお子さんがかかった時には、きちっと大人はかからないように配慮すべきかなと思いますね」