「東京大改革3.0」として50の公約を打ち出した小池氏に対し、「7つの約束」を掲げた蓮舫参院議員。20日に告示をむかえる東京都知事選挙、東京都の小池知事と蓮舫氏ともに18日に公約を発表しました。その具体的な中身は?

小池知事を「さすが」と蓮舫氏が持ち上げる場面も

「東京大改革」

同じ日に公約を発表し、たまたまなのでしょうか、“右肩上がりの矢印”を象徴として採用した2人の都知事候補。小池氏は18日の午前10時から、蓮舫氏は午後2時から会見を行いました。

東京都 小池百合子 知事(71)
「都民のため、都民とともに、都政を爆速で進めて参ります。大目的は東京を世界で一番の街にすることであります」

冒頭、都知事としての実績を強調した小池氏。

東京都 小池百合子 知事(71)
「2期8年、うち1200日というのは、世界の動きを止めた、あの新型コロナウイルスとの戦いでした。史上初めて1年遅れで、かつ無観客で東京2020大会を開催しました」

3選を目指して「東京大改革3.0」と銘打ち、50の公約を打ち出しました。

東京都 小池百合子 知事(71)
「子育て・教育にお金がかからない東京を目指します。出産時の支援といたしましては、無痛分娩費用に対する助成制度を新たに創設します。また保育料の無償化ですが、第一子まで拡大。志ある若者にどんどん海外に羽ばたいてもらう、そのための東京版海外留学制度の創設」

子育て支援や教育支援をさらに強化していくとした小池氏に対し、蓮舫氏は…

蓮舫 参院議員(56)
「さすがだなと思いました。無痛分娩とか留学の支援というのは、当事者にとってみて、自助でできないときは公助で支援が欲しいと思える分野だと思う」

「さすが」と小池氏を持ち上げました。自身の公約については…

蓮舫 参院議員(56)
「私は2つの柱を軸に、7つの約束を前に強力に進めていきたい。1つは若者の手取りを増やす。徹底した若者支援を行う。これが本物の少子化対策だと考えています。もう1つは私の得意分野です。徹底した本物の行財政改革を行います」

会見中「本物」という言葉を繰り返した蓮舫氏。8年前に小池氏が掲げた「7つのゼロ」を意識したのでしょうか、少子化対策や都政の透明化など「7つの約束」を掲げました。