また新潟地震では、石油コンビナートで大規模火災が起きて、周辺民家およそ300戸にも燃え移りましたが、地震の際には『火災の予防』も大切なポイントです。

地震による火災で特に注意が必要なのが、停電から電気が復旧した際に出火する「通電火災」。阪神淡路大震災では、電気の復旧後に多くの火災が発生しました。
通電火災の対策・3か条

(1)停電中は電化製品のスイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く
(2)自宅から離れる時はブレーカーを落とす
(3)電気が復旧する際、電化製品や配線が傷ついていないかなどを確認
地震直後で焦っていても、この確認は大切です。
そして新潟地震経験者の皆さんは、ハザードマップの大切さを口にしていました。
【田代雅春さん 当時・舟栄中学校3年生】
「津波に対して、自分のところは大丈夫なのか、大丈夫でないのか。大丈夫でないときは、どのようにしたらいいのか。総合的に考えていく必要があるなということを、60年を通じて感じました」
【70代女性】
「いろんなものをやっぱり自分で見ておいて、何か起きた時にどこに逃げるというのは、確認しておいた方がいいかなと思っています」

自分の住んでいるところがどのような地盤なのか。
それによって、災害時の行動を事前に確認することが大切です。