5月3日、大阪府岸和田市内に住む女性(70代)のパソコンに異変が起きた。画面に現れたのは「警告」。パソコンを自由に操作出来なくなり、女性は困り果てた。「一体、どうすれば良いのだろう…」。すると、目に入ったのはパソコン画面に警告とともに表示されていた一つの電話番号だった。

女性は迷うことなくその番号に電話をかけた。すると、「私はアメリカ・マイクロソフトのエンジニア“ジャック・ウィリアムス”です」。電話口から聞こえてきたのは、たどたどしい日本語で話す男性の声。自称“ジャック・ウィリアムス”はこう続ける。「あなたのパソコンはハッカーに乗っ取られている。修理しないといけないので、コンビニでプリペイドカード4万円分買ってください」。