将来は農作業でも活躍?電動モビリティ

普通自動車免許がいらない身近な乗り物と言えば、電動アシスト付き自転車です。

1993年に世界で初めて販売を始めた『ヤマハ発動機』によりますと、発売以降の売り上げは右肩上がりで、二輪自動車(バイク)の2倍近い年間約80万台を販売しているということです。そして、75歳以上の購入も増えている印象だといいます。

また、高齢者に対し電動アシスト付き自転車の購入費の一部を助成する自治体もあります。

熊本県宇土市の場合、65歳以上で「自転車安全利用講習会」を受講した人に対して購入費の3分の1 (上限2万円)を助成しています。さらに、免許証の自主返納から1年以内かつ「運転経歴証明書」などを提示すれば、助成の上限が4万円に引き上げられるということです。

また『ヤマハ発動機』は、普通自動車免許を必要としない低速のモビリティ車両の開発も進めています。

例えば、農地でも活躍する力強さと機動力を併せ持つ1人乗りの電動モビリティが将来的に作れられるかもしれません。
※小型特殊免許必要を想定

リポーター「車に乗らなくても充実した生活が送れるようになるといいですよね」
糸永アナ「高齢者本人だけでなくその家族にも影響する事なので、免許返納の決断をしやすい環境を整えることが大切ですね」