今年5月、北海道登別市の介護施設で看護師の男が、利用者の男性に睡眠作用のある薬を飲ませ、一時意識障害を負わせた疑いで10日に逮捕され、12日午前、身柄を検察庁に送られました。

介護施設に勤務していた看護師・渡辺裕一容疑者

 送検されたのは事件当時、登別市のデイサービス型介護施設に勤めていた看護師、渡辺裕一容疑者35歳です。

事件が起きた5月30日、いったい介護施設で何があったのか?看護師の渡辺容疑者とは、どんな人物なのか。薬を飲まされる被害にあった男性と、その妻が、HBCの取材に応じました。

薬を飲まされ、一時意識障害に陥った被害者の男性(81)

■【看護師の男に渡された薬を飲んだ後に…】

被害者の男性(81)
「まさか、まさかだよな。そんなになるなんて全然思わなかった(気がついたら?)病院さ」

登別市に暮らす81歳の男性は、自分の身に起こった出来事について、いまも驚きの表情を隠せない様子で、私たちの取材に答えました。

この男性は5月30日、デイサービスを利用するために訪れた登別市の介護施設「総合ケアセンター登別ライフプラス」で、看護師の渡辺裕一容疑者35歳に睡眠作用のある薬を飲まされ、一時意識障害の状態に陥りました。

事件があったデイサービス型介護施設(北海道登別市)

被害者の男性(81)
「(薬を)2つ飲んだ。それからのことは…わからない」