最も遅い梅雨入りは? 過去には「発表なし」も

井上キャスター:
過去はどうだったのか調べてみました。
気象庁のHPによると、最も遅かった梅雨入りは1967年の東北北部で、7月3日ごろでした。平年より18日遅かったそうです。
また、1963年の四国・近畿では、梅雨入りの発表がありませんでした。当時、4月以降の前線がずっと停滞して雨が続いていたので、「梅雨入り」という起点を見出しづらかったため、時期がはっきりしなかったというケースもありました。

気象庁のHPによると、関東甲信では、平年の梅雨入りは6月7日ごろです。最も遅かったのは6月22日ごろ(2007年・1967年)でした。
そして6月16日以降にずれ込んだのは、過去7度だそうです。
※1951年以降の確定値
今回も梅雨入りが来週以降と考えると、かなり遅い方に入ることがわかると思います。
「猛暑日」が新語・流行語大賞にトップテン入りした2007年

井上キャスター:
梅雨入りが遅かった2007年はどんな天候だったのでしょうか。
気象庁のHPによると、2007年の降水量は全国的に少ない年でした。気温は、8月に各地で記録的な高温になり、台風は、発生数・接近数・上陸数ともに平年程度だったそうです。
梅雨明けも、入りが遅かったこともあり、8月1日ごろと遅れたそうです。史上4番目の遅さとのことでした。

また、2007年8月16日には、埼玉・熊谷で40.9℃を記録しました。74年ぶりに最高気温が更新されました。
当時、電力供給が追いつかず、停電のおそれがある状況で、17年ぶりの緊急措置として、東京電力管内では大口の契約者に使用制限を要請しました。
「猛暑日」という言葉が気象庁によって、気象用語に追加された年でもあります。新語・流行語大賞にトップテン入りしました。