「奥能登だけではなく全国どこでもあり得る」求められる水道管の耐震化

なぜ今回の地震で漏水が頻発しているのか。

名古屋大の平山修久准教授は15秒間に大きな揺れが3回発生したことで、水道管、そして浄水場にも大きな被害が出たことが原因だという。

名古屋大学 減災連携研究センター 平山修久准教授
「今回は(水道管と浄水場の)両方が大きな被害を受けている初めての直下型地震。やはりどうしても(浄水場など)上流部分を直してからでないと、管路(水道管)の被害の復旧にかかれない。時間がかかってしまう」

全国で耐震性のある主な水道管の割合は4割に留まっていて、平山氏はさらに細い水道管にまで対象を広げ耐震化を進めるべきだという。

名古屋大学 平山 准教授
「耐震化率が低いです。もっとしっかりと進めないといけない。奥能登だけではなく全国どこでもあり得る」