日本熊森協会が購入したのは、新潟県と福島県の県境に近い996haの自然林です。

【ヘリコプターからのリポート】
「まだ雪が残っています。広さは、デンカビッグスワンスタジアム(新潟市中央区)およそ260個分です」

森林を購入した日本熊森協会によりますと、阿賀町にはブナなどがある自然度の高い森林生態系が見られ、クマなどの大型野生動物にとっても貴重な生息地だということです。購入額は5000万円以上で、寄付や団体の資金で購入しました。
もともとこの森林は再生可能エネルギーの事業者が所有していましたが、開発によって森林の大規模伐採が進んで生態系の破壊や水質の悪化を引き起こすことを問題視し、その開発対象になってしまう前に購入を決めたとしています。