日本は上位入賞国 参加チーム増加の背景にプログラミング塾の増加

子どもたちの熱気が証明するように、日本はWROの上位入賞国だ。おととしは中学生の部門で金メダルも獲得していて、毎年、参加枠の最大数が参加しているという。

──ここまでロボコンが盛んだとは、知りませんでした。参加チームの増加の要因は?

NPO法人WRO Japan事務局
プログラミング塾の数が増えていることが参加チーム増に影響していると思われます」

プログラミング教育のポータルサイト「コエテコ byGMO」と「船井総合研究所」の調査によると、国内には現在1万3000を超えるプログラミング教室があるといい、プログラミング教育の市場規模は2018年から5年連続で成長しているという。

その要因について、「2020年度より順次開始した小学生から高校生までのプログラミング教育の必修化や、2025年の大学入学共通テストへの『情報』科目採用などの背景から、民間でのプログラミング教育の需要が伸びている」と分析する。2030年までに子ども向けの「プログラミング教育市場」は、1000億円を超える市場へ急成長する可能性もあるという。