
手製の銃で犯行に及んだ山上容疑者。通常の銃とは異なっていたこともあり、1発目の銃声を聞いて「花火のような音だった」と証言する警護員もいたということです。

事件が起きた後、通報を受けた救急隊は現場に10分後には到着していました。当時の奈良市消防の活動記録について、MBSが情報公開請求し開示された報告書には、当時現場に駆け付けた救急隊の緊迫した状況などが記されていました。
【救急出動報告書の記述】
「頚部に銃創を確認」
「初期波形は心静止」
「群衆多数であり、現場騒然としており収容を優先とする」
事件をめぐっては、山上容疑者の刑事責任能力を確認するため、大阪拘置所で精神鑑定などが行われています。
警察庁は、8月下旬をめどに検証結果とともに要人警護のあり方についての見直しも取りまとめる方針です。