太鼓に思いを乗せて― パフォーマンスを目にした善貴さんの母親は…

東翔太鼓愛好会 リーダー・鶴ヶ崎祐岐さん(31)
「今までの楽しい思いや、ぶつかってケンカした思い、そうやってできた曲なので、考えることはいっぱいありますが、明日は一生懸命叩きたいなと思います」



迎えた本番当日。善貴さん、千夏さんに思いを馳せてバチを握ります。力強く一体感ある音色で観客を引き込む東翔太鼓愛好会。その姿を見守るために駆けつけたのが善貴さんの母親・竹子さんです。

善貴さんがこだわった『演奏者自身も楽しむパフォーマンス』が引き継がれていることが、なによりも嬉しいと言います。
善貴さんの母親・鶴ヶ崎竹子さん(61)
「親としては、地元でパフォーマンスができる機会があったことが嬉しい。(善貴さんは)小中学校では目立つ子ではなかったのでね。本当にそれに、千夏ちゃんも頑張って応援してくれて。それが、こんな形でみんなにつながっていってくれたら、やっぱり嬉しいなって思いました」