電気自動車で電気を《貯める》
太陽光で発電した電気をより有効に活用しようと電気自動車も導入。
フル充電で百キロまで走行可能で、主に通勤や営業活動などに使われています。
電気を安定供給するための蓄電池も備えました。
日本ベネックス 芥川隆執行役員:
「これが電気自動車に使用されていた使用済バッテリーになります。電気自動車としては、もう使用できなくなった使用済バッテリーを、いわゆる蓄電池として再利用しています。これで約400キロワットアワーの電気を貯めることができます」
電気の使用量が多い時間帯に貯めた電気を使うことで最大電力を基本料金の範囲内に抑えられるため、経費削減につながっています。
日本ベネックス芥川隆執行役員:
「自社発電所、それから電気自動車、蓄電池で、いわゆる電気を《作る》《貯める》《使う》っていう3つのリソースが兼ね備えた工場」
日本ベネックスでは自社で培ったノウハウをいかして県外への進出も始めています。

現在、関東をはじめとした全国24か所の物流倉庫を「屋根借り」して太陽光パネルを設置。日本ベネックスによりますと「屋根借り」による太陽光発電では国内最大規模だということです。
今後、長崎県内にも屋根を使った太陽光発電所を増やし「電力の地産地消」を目指す考えです。

日本ベネックス小林洋平代表取締役社長:
「工場ですとか、住宅の屋根ですとか太陽光に向いているところが、まだまだ残っていると思うので、そういうところに太陽光をつけて、長崎で生み出した電気を長崎で使いつつ、他の県にも供給すると。我々もカーボンニュートラルに少しでも貢献できるようなそういう会社を目指していきたいなと思っております」
太陽光が生み出した電気を「作る・貯める・使う・売る」
地球に優しく、企業活動にも役立つ
諫早発の取り組みが、いま地域をの枠を越えて広がっています