「おはよう、ご苦労さん」
地元住民およそ10人が集まって植え付けていたのは、ジャガイモ=「キタアカリ」の種芋です。
「これ甘いの、結構。糖分あるから焼酎に合う」

芋井の特産品を作ろうと、8年前から地区の名前にある「芋」を生産し、焼酎作りを続けています。
畑は、メンバーが所有する荒廃農地を活用。
およそ120人が芋づくりを続けていますが、メンバーの中には移住者も。
4月に千葉から移住:
「家を探してくれたり、結構動いてくれたのもあって、その恩返しもかねて、こちら(芋井地区)でやっていこうかなと。農業を体験してみたいのもあったし、出来上がるのが楽しみ」
香りが良く、熟成させると、より美味しさが増すという芋井の芋焼酎。
12月からの販売に向けて、準備が始まっています。

小林敬蔵さん:
「これからも頑張っていきたいし、ずっと続けていく方法を考えている。限界集落から消滅集落に足を踏み込んでいるから、もう一度元気な村を作りたい」
芋焼酎や古民家が、芋井を知ってもらうきっかけになればー。
にぎわいを取り戻そうと住民たちの取り組みが続いています。