金沢市で「出張輪島朝市」を開くことになったのです。前日、南谷さんは娘の美有さんと店の名物である「塩辛」の最後の仕込みに追われていました。被災を免れたわずかな「いしる」を惜しみなく使います。

そして、テントの準備。あの地震から2か月半ぶり店ののれんが掲げました。
南谷さん:「長かったですね。どうしていいか分からんかったんで。ここまでこれて本当によかったです」

そして迎えた「出張輪島朝市」の当日。
会場には干物などの海産物や伝統工芸品の輪島塗など、29店舗が軒を連ね、輪島朝市の象徴であるオレンジ色のテントとともに復活しました。
出店者たち:「エイエイ、オー!」

復興を後押ししようと全国からおよそ1万3000人が訪れ、「いしる」を使った塩辛はわずか2時間で完売しました。
南谷さん:「うれしい。また作る。こういうのが私たちの生きがいなので。まだまだこれから。もっともっと頑張って店を守っていかなければならないし輪島の食文化を守っていかなければってより強く思いました。輪島の女は強いです」
しかし、地震から3か月たっても被災した人たちの心の傷は癒えていません。














