政治資金規正法改正 自民党は「連座制」に慎重姿勢
齋藤慎太郎キャスター:
自民党の政治刷新本部が始まりました。これまで自民党の裏金事件で刑事処分の対象となった人たちを見ていきます。

【安倍派】谷川弥一衆院議員と秘書、大野泰正参院議員と秘書、会計責任者
【二階派】元会計責任者、二階俊博会長の秘書
【岸田派】元会計責任者
議員で刑事処分の対象となったのは、谷川議員と大野議員の2名のみとなっています。

今回、議論されているのが「連座制」です。「連座制」とは、「会計責任者だけではなく政治家自身も責任を負う」というものになります。
これに対し、4月13日に自民党の茂木幹事長は「会計責任者が、秘書が、ということだけで終わりにしない。きちんと政治家が責任を持てるような体制・制度を作っていく必要がある」と話しています。
また、3月4日の参院予算委員会で岸田総理は「法改正を通じて会計責任者のみならず、政治家自身の責任についても明確化厳格化する」と話しています。
「連座制」について各党の姿勢を見ていきます。
▼自民党:△「慎重」な姿勢
▼公明党:○「導入」に前向きな姿勢
▼立憲民主党などの野党:○「導入」に前向きな姿勢