「即戦力揃い」という中でも期待されるのが川上南海(かわかみ・なみ)選手です。

川上南海選手:
「(走りの持ち味は)最初から積極的に前に出て付いて行ったりすることです」

駒ヶ根市・赤穂(あかほ)中学出身で2023年は1500mで北信越大会のチャンピオンに。

全中駅伝でもエースが集う区間で入賞するなど、県内の中学トップランナーとして注目を集めてきました。


川上南海選手:
「インターハイに出場して、いい走りやタイムが出せるようになったり、全国高校駅伝で活躍できるような選手になりたい」

もう一人の期待の星が唯一の県外、石川県中能登町(なかのとまち)出身の今井玲那(いまい・れな)選手。

今井選手:
「(練習後に発災して)揺れがすごく強くて、みんな立っていられないような状態でした」

今年1月の能登半島地震で自宅が被災しました。

今井選手:
「一度家に帰ったんですけど、寝られるような状況ではなかったので、地区の公民館に泊まりました」
「もう競技をすることはできないんじゃないか、ということを考えました」

ただ、被災したことで気付いたこともあったといいます。


今井選手:
「練習環境がない、なくなってしまったことで、コーチたちが金沢の方まで練習に連れてってくださったりしたので、練習できるありがたみを感じました」

駅伝に集中できる環境を求め、親元を離れて長野に来た今井選手は、被災した故郷への思いを胸に全国を目指します。