「自分たちは1人じゃない」自分らしく輝ける場所で…

(シブリングパフォーマー 髙野恵花さん(17))
「1人じゃ乗り越えられないことも仲間がいれば乗り越えることもできるから、今は1人ぼっちだなと感じている人も私たちと仲間になって、一緒に進んでいけたらなと思っています」

(シブリングパフォーマー 布川瑠花さん(14))
「心魂と出会う前は、自分の我慢している思いとかもぶつけられる人がいなかったけど、自分の心をぱっと明るくさせてくれるようなみんながいて、今はすごく元気になりました」

(シブリングパフォーマー 中山穂乃果さん(16))
「自分たちのきょうだい児としての想いを全部パフォーマンスに込められることが、すごく幸せなことだなと。自分たちは団体とつながれて1人じゃないなと感じれているけど、そうじゃない子ももちろんいるだろうし、出会うべき子に出会ったらいいな」

きょうだい児の中には、病気で大変な思いをしているきょうだいや両親の姿を見て、自分だけ楽しんでいいのか、幸せになっていいのか悩み、葛藤し、諦めてしまう子どもも少なくないといいます。

もちろん、家族だからできること、支え合える場面はたくさんありますが、家族だけで全てを抱えるのは、とても難しいことです。

たまには、感情が溢れてしまってもいい。誰かが、その思いを受け止めてくれる。子どもたち一人一人が、安心して自分の未来を見つめられる社会であってほしいと願っています。